23年秋冬ラインナップ PANTS/COAT編【服の向こう側】vol.43

23年秋冬ラインナップ
PANTS/COAT編【服の向こう側】vol.43

スーツ、ジャケットを中心としたドレスクロージング全般を扱うRING JACKETのofficial movie channel。
高品質なメンズクロージングの紹介を中心に様々な情報を発信していく。

RING JACKET HPで不定期連載していた隠れた人気コラム『服の向こう側』の動画バージョン。今回は23年秋冬exhibitionで紹介しきれなかった商品が店頭に並び始めたので、改めて今季のラインナップを紹介させて頂きます。

1 pleat pants

23年秋冬ラインナップ PANTS/COAT編【服の向こう側】vol.43

次はパンツをご紹介させていただきたいなと思います。
リングヂャケットでパンツ?って方ももしかしたらいらっしゃるかなと思うんですけどやっぱりリングヂャケットの名前の通りジャケットってついてるのでテーラードジャケット、あとスーツってイメージを持たれてる方ももしかしたら多いかもしれません。
ただ長年スーツを作り続けてきてスーツになると当然組下のパンツも長年ずっと作ってきてるんで本当に良い仕様良い素材上質なパンツを長年作り続けてきてるんで結構顧客さんでも長年リングヂャケットを着ていただいてる方でも最初はパンツのイメージなかったけどいろんなところのパンツを履き比べたけどやっぱりリングヂャケットのパンツすごくいいねとお褒めの言葉いただくこともあります。

じゃあ早速、パンツを紹介させていただきたいなと思います。こちらがリングヂャケットの定番的なモデルでS-172っていうモデルなんですけど、ベルトループ付きでフロントの部分もワンプリーツ入りで裾向かって少し細くテーパードしてる綺麗なシルエットのラインのものになります。
あとリングヂャケットのトラウザーズの特徴としてやはりこう全体のディレクションテーマにある通りカシミヤ初めとした上質な素材使い、RINGJACKET WITH A DREAM、夢のある商品っていうところでパンツの方も本当に良い素材、上質な素材を使ってます。
この距離で分かりますかね?この揺れ方とドレープ感とこの微光沢の感じ、これが普通の一般的なパンツメーカー、パンツ専業メーカーで使う素材では出ないようなドレープ感と光沢があるのが分かっていただけますでしょうか?

23年秋冬ラインナップ PANTS/COAT編【服の向こう側】vol.43
23年秋冬ラインナップ PANTS/COAT編【服の向こう側】vol.43

こちら実はSuper`150っていう本当に上質なウールを使って作り上げていってます。本当に病みつきになるっていうのはこういう事で1度履くとこのトロっとしたこのシルエットにこの履き心地、癖になるような素材、パンツだと思います。
こういう上質な原料、素材を使うと耐久性とか大丈夫?っていう声もいただくこともあるんですけど別の動画でご紹介させていただいてるんですけど実はその上質なウールの方が実はシワの回復性が高かったり、いろんなところでのメリットもあるので本当に良いパンツに仕上がってるかと思います。
あとリングヂャケットのパンツの特徴としてこの裏側、見ていただくと分かるかと思うんですけどタック入りのマーベルト、これ結構イタリアのパンツメーカーでもサルトリアーレ仕様とかそういった言い方もしてたりしてて本当にトップラインでしかやってなかったり、結構高額なパンツメーカーでもやってなかったりする仕様なんですけどこれがスタンダードな仕様としてやっていてます。

このマーベルトも実はリングオリジナルで作っていて、メーカーによっては付属屋さんがある作り付けのマーベルトをそのまま付けるとこもあるんですけどこちらもリングヂャケット仕様に作ってます。あとヒップの縫い代もかなり余裕があるので、本当にサルト仕様というか、修理の対応もかなり大幅に出るようになってます。
一般的なパンツでも大体3cmくらい出るかどうかぐらいのパンツメーカーが多い中で2サイズ以上のサイズ修正が出来る形になってるんで中のディテール、仕様も手を抜かずにというか最高の作りをしていってるのがリングヂャケットトラウザースの特徴の1つです。

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2 plets side buckle pants

23年秋冬ラインナップ PANTS/COAT編【服の向こう側】vol.43

あと代表的なモデルとしてこちらのS-178っていうモデル。
こちらはベルトループが1つだけ付いてるような形で、あとは2アウトプリーズでサイドバックルが付いてるパンツになります。先ほどのS-172がワンプリーツだったんで先ほどよりも少し腰回りにゆとりがあるんですけど、ただ太いってわけでなくてある程度ゆとりがありながら裾にかけてテーパドしてる綺麗なシルエットのパンツになりますね。
こちらもコットンドリルをブラッシュドコットン、少し起毛してる冬に良い素材ですね。こういう上質なコットンでも良い素材を展開していてます。

あとこのシリーズとしてはこちらを合わせて見ていただくと、こういうライトグレーからミディアムグレー、ベージュのリングヂャケットカラーを展開してるんですけど、こちらですね370g〜80gだったかな?イタリアの柔らかいタッチのフランネルを使っていってるんですけど、これも良いですね。
大体イタリアのフランネルだともっと軽いものが多かったりするんですけど英国ものブリティッシュフランネルだとそれぐらいのウエイトのもの、もちろんあるんですけどそうするとタッチがやっぱりちょっと硬いんですよね。じゃなくてイタリアならではのこの柔らかさ、この色出し加減がありながら目付けがあるんでしっかり感、シルエットのストンとした感じがすごく綺麗に出るんですね。
これが一応ありそうでない感じです。これで先ほど申し上げたように、裏の仕様も拘った仕様にしてて中々ここまでのクオリティ。生地のクオリティもそうですけどこの縫製のクオリティ、シルエットを拘ってやってるとこは中々ないんじゃないかなと思います。

23年秋冬ラインナップ PANTS/COAT編【服の向こう側】vol.43
23年秋冬ラインナップ PANTS/COAT編【服の向こう側】vol.43

私がオリジナルの商品企画もやってるんですけど、リングヂャケットナポリていうナポリのファクトリーだったり職人と競業してるレーベルも展開しててそこでもリングヂャケットナポリのトラザースも展開してるんですけど、ナポリのパンツメーカーに行った時に色々仕様の打ち合わせをしてリングヂャケットのオリジナルパンツを持っていくと「すごい良いパンツ作ってるな、負けないものナポリでも作らなきゃな」とオーナーとか工場長とかに言われたのをすごく覚えています。
意外とそこそこのナポリのトラウザースメーカーは実は世界的に有名なブランドとかたくさん展開しているんですけど、やっぱり先ほどお話しさせていただいた通り生地の価格を抑えてやるところが多かったりあと目に見えないこういう裏仕様は簡素化したものを意外とするとこが多くて、本当に生地も良くて仕様も良くてここまで拘ってやってるとこって意外とないって事だったので、誇りに思うというか自分でサンプル持っていってオリジナルパンツの良さを改めてナポリで感じるって事もあったりしました。

もちろんリングヂャケットナポリもそれに負けないものを作ろうという企画で違うベクトルで作ってるんですけど、本当にリングヂャケットのトラウザーズ、騙されたと思ってと言ったらあれですけど、一度お試しいただくとやっぱり違うなと、いいなと思っていただけるんじゃないかなと思います。
是非リングヂャケットのジャケットやはりこうカシミヤを始めとした上質な素材に合うトラウザースになるとリングヂャケットとのトラウザースっていうのはすごくマッチングも良いので是非お試しいただければなと思います。

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semi double raglan coat / model説明

23年秋冬ラインナップ PANTS/COAT編【服の向こう側】vol.43

では次はコートをご紹介させていただきたいなと思います。だいぶ気温も下がってきたのでコートもたくさん種類も入ってきました。今季、ご提案させていただきたいコート、こちらなんかいかがでしょうか?
実は個人的にもすごい欲しいというか、気になってるコートの1つなんですけどこのデザインとモデル、もしかしたらリングヂャケットをよくご覧いただいてる方とか以前から見ていただいてる方だと、あれ?ちょっと見たことあるなと思われる方もいらっしゃるかもしれないです。実は数年前に展開したモデルでセミダブルのラグランコートという名称で作っていたタイプになります。

初めてご覧いただく方ももちろんいらっしゃるかと思いますのでデザイン上の大まかな特徴を話しさせていただくと、一般的なラグランのシングルのコートと比べると打ち合わせ自体ははシングルコートになってるんですけどダブルに近い位置で止めるようなデザインになってます。
そうすることによってシングルのコートだとちょっと間から風が入ってきたりとかちょっと心もとないっていう時もあるかと思うんですけど、かといってダブルのコートになるとちょっと重々しかったりちょっと仰々しかったりするっていう部分もあるかと思います。
その両方の良いところをミックスしたコートでシングルの打ち合わせなんですけどダブルのような打ち合わせにする事によって二重に生地が重なることによって体の中心線を守りながら保温性、温かさもありながら且つ開けた時とか着やすさ的にはシングルのコートの軽快さで着れるっていうのがこのデザインの特徴になります。

23年秋冬ラインナップ PANTS/COAT編【服の向こう側】vol.43
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デザイン上、少し外側に寄っているのでちょっと変わったデザイン、アバンギャルドまで言うとあれなんですけど、あんまりこう一般的ではないデザインかなっと思われる方ももしかしたらいらっしゃるかもわからないですが実はこれ英国の伝統的なコートに見られるディテールの1つになります。
リングヂャケットも長年一応スーツジャケットを中心しながらもこういうアウターコートも長く作り続けているんですけど1954年創業なんで、もう70年近間やってるんですけどその中で倉庫に過去のアーカイブだったりとか昔の70年代とかのサンプルとか実は眠ってたりするんですね。
そういったものを掘り起こしてきてそのままだと古臭い形だったりとかデザインは良いけど着にくいなって部分があるんですけどそれを現代的にアレンジして仕上げていってるシリーズがあるんですけど、こちらもそういった形で昔の伝統的なことを現代的なデザインだったりとか着心地って部分とミックスしながら作っているのが特徴になります。

フロントの閉じた時の表情と開けた時の表情が全然違うんで2つの雰囲気を楽しめるっていうのがこのコートの良いところかなと思います。実は開けた状態で打ち合わせ、ダブルになりながらも開けてもシングルのようなこの襟の返り方の表情があるんですけど閉じた時もすごい格好良いですね。
閉じてこの上のボタンを止めてもらうとあえてAラインぽいシルエットで上だけ止めてふわっと軽く着るっていう着方も良いんですけど、ここの角度がこれが良いんですよね。
分かります?ここ見てもらうと良いんですけどここの部分がこれ型紙を何度も修正したんですけど、ただ上げれば何でも良いってわけではなくて、上げすぎると今度はこっちが外した時にこっちが上がっちゃうんですよね。
そうするとまた開いた加減の表情が変わってくるのでここをどこまで横に寄せるか、上に上げるか、この角度がなかなか難しいんですよ。

23年秋冬ラインナップ PANTS/COAT編【服の向こう側】vol.43
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これがただ昔のデザインを真似すれば良いってわけではなくて、ちょっとアレンジを加えているのでこの辺りの表情、開けても格好良いし閉じても良いっていう開けた時にふわっとした柔らかい表情もリングヂャケットらしいかなと思ます。この甘いふわっとした感じ。
素材による部分とパターンによる部分と両方あるんですけど、どうしても英国と伝統的なコートだとここのプレスとかもカチカチっとはめてしまうのでもう少し、かっちりしたラグランコートになるんですね。
ちょっと硬い感じの印象になるのに対してふわっと柔らかいこの雰囲気、ここが英国の伝統的なコートをモチーフにしながらもちょっとイタリア的な部分、日本的な部分、そういったものをミックスしてるっていうのがこのセミダブルコートの特徴の1つかなと思います。

あともう1つ。このボタン。これ見てもらいますか?これは格好良いボタンなんですね。水牛を削り出してこの形にしてもらってるボタンなんですけど、このタイプもすごい格好良いですね。一般的な今まで使ってるボタンだと、こういうテーラードジャケットに使ってるボタンですね。
こちらで横から見てわかるんですが、すり鉢状になってて、ここも外側が先ほどのボタン、削れてるのに対して、中を削ってる感じですね。
これをイギリスのメーカーだと先ほどのこのボタンの中をもう1度くり抜いて、仕上げももうちょっとマットな感じで光沢もないタイプで仕上げてるボタンがイギリスのアウターブランドとかだとよく使ってるんですけど、それではなくて、モダンな雰囲気のあるこちらのボタンにしてるっていうのも表情がまた何とも言えない良い表情になってる1つなんです。
実はこのボタン、以前展開した時は違うボタンだったので更にアップデートした内容になってるかなと思います。遠目で見ると「ボタンの形状なんか分からないよ」っていう方ももしかしたらいらっしゃるかなと思うんですけど、ちょっとしたディテール、ボタンのちょっとした形状やポケットだったりとか、ラペルの返り方など、そういった拘りを少しずつの積み重ねで、「なんかが格好良いな、なんかちょっと違うな」っていうのに繋がるかなと思います。
ちょっとしたディテールが集積されて格好良く仕上がってるコートかなと思います。襟裏のステッチとか、抜群に格好良いですね。

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greige cashmere coat

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では、それぞれの素材も順番にご紹介させていただきたいなと思います。素材毎にご紹介させていただくと、こちら、先ほどから見ていただいてる。これがすご良いんですよね。これ素材はなんだと思いますか?
最近こういう聞き方をこの動画ですると「ああ、もうあれでしょ!?」みたいな感じで思われるかも知れないですけど、、、
そうです。カシミヤ100%のヘリンボーン、この色がもう抜群に良いですね。これが本当に個人的にも欲しいんですけど、グレーとグレージの少しワイドピッチのヘリンボーン。
こういうオーバーコートで大柄のヘリンボーンていうのは割とクラシックな定番のデザインになるかと思うんですけど、配色がこのカラーになるだけで全然表情が違うなっていうのがすごく面白いなぁって、やっぱりクラシックな洋服の良さっていうのはこういうところなのかなと思います。

すごいアバンギャルドなデザイン、変わったデザインではなくて、ちょっとした色やデザイン、大柄のヘリンボーンっていう形で、オーバーコートのデザインというか使う生地としてもごくごく一般的なんですけど、この配色が変わるだけで全然違うんですよね。
やっぱり上質なカシミヤを使うから、このライトグレーとこのグレージュのこのカラーが出るんですよね。これが普通のウールだと、やっぱりここまでのカラーリングなにはならないです。同じような配色、色の染め方を染め屋さん糸染め屋さんに指示してもやっぱり絶妙に違うんですよね。
やっぱりこのカシミヤのタッチも柔らかいんですが、タッチだけじゃなくてこの見た目、この色。これが良いですね。

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cashmere シリーズ

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こちらも同様に、「またか!」って言われるかもわからないですけど、これもカシミヤです。このカシミヤも良いですね。
これもベージュそしてライトブラウン。あとこちらですね。あともう1つ、これも結構人気ですね。リングヂャケットらしいカラーリング。グレージュカラー、グレーとベージュがミックスしたようなこちらもカシミヤ、全部カシミヤですね。ベージュからグレージュ、ブラウン。
このグラデーションでカシミヤのコートを揃えてるっていうのがリングヂャケットらしいかなと。RINGJACKET with A Dreamっていう、テーマ、ブランドポリシーを掲げてるんですけど、夢のあるプロダクト、やっぱりワクワクするなドキドキするなと思える素材やデザインや仕立てをやっていこうというのがリングヂャケットの根底にあるんで、このカシミヤならではのタッチとこのカラーリング。抜群に良いと思います。

beige / wool alpaca

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あと1つ、面白いもので言うとこちら。こちらは以前にエキシビジョンの動画でもご紹介させていただいてたかなと思うんですけど、この表情が抜群に良いですね。こちらはウールアルパカで毛足の長さが独特の表情に仕上がってるかと思います。
これ、実はメンズではあんまり使うことない素材で、レディースのコレクション、生地メーカーの方から引っ張ってきた感じです。近年、ジェンダーレスっていう形でメンズの素材、メンズのデザインをレディースに持ってくることもありますし、逆にレディースのデザインだったり素材をメンズに落とし込んだりってことも多くなって来ています。
そのままやってしまうとフェミニンになりすぎてしまったりするんですけど、それをこういう英国の伝統的なコートをモチーフにしながら、モダンに仕上げたスタイルのコートで、こういった毛足のある、本来メンズであんまり使わないような素材を採用する事によって全く違った価値観というか、今までと違ったコートに仕上がってるかなと思います。

逆に男っぽいというか男らしく見えるっていう方もいれば、普通のクラシックなメンズコートにはない雰囲気があるっていう形で、「すごい格好良いね」って言っていただける方もいたり、見る人とかその人の感覚によって見え方が全然変わるコートかなと思います。
ある意味先ほどのカシミヤのコートとかだと、大体イメージってのがあるかと思うんですけど、このコートに関しては着方も人それぞれで、スタッフと展示会の時も話してたんですけど、これを「さらっとスーツの上から着るのが格好良いね」っていうスタッフもいれば、これはリングヂャケットのスタイルかどうかっていうとあれなんですけど、あえてスエットだったりとか色落ちしたジーンズにスニーカーみたいなスタイルでこいうコートを羽織るっていうのも、それも格好良いなっていう話したり、スタイリングですごい変化を出せるというか、その人の表情が出るコートかなと思います。

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black&white glencheck

23年秋冬ラインナップ PANTS/COAT編【服の向こう側】vol.43

あとはこちら、ウールにシルクがブレンドしてあるんですけどシルクって聞くと光沢って思われる方も多いんですけど、実はこれシルクネップが入ってるんですね。分かりますかね?これ見ていただくと、白黒のグレチェックの中に、ポツポツポツと粒が入ってるんですけど、こちらがシルクです。
シルクの使い方として光沢を出すっていう使い方ももちろんあるんですけど、シルクネップはこういうネップツイードみたいな形をシルクで表現する場合もあるんですね。
これはギラギラした光沢っていうよりはそういった使い方になるので、ベーシックな白黒のグレーンチェックのようでいて、よく見るとそれだけじゃない表情が入っているのが普通の白黒のグレーンチェックのコートのようであって、少し違うというのはこの表情の出方かと思います。この生地も表情があってすごく良いと思います。大柄の白黒グレンチェックっていうだけではなくて、よく見るとそこにプラスアルファが入ってるってのがこのコートですね。

navy / wool alpaca

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あとはネイビーのベーシックなコートも欲しいなと思われてる方にはこちらも良いです。こちらがアルパカが入ってるんですね。ウールアルパカにこちらも先ほど申し上げた大柄のヘリンボン、オーバーコートで使われる生地のデザインとしてはもう定番中の定番の柄なんですけどこれはネイビーの濃淡でちょっとブルーがかったネイビーとダークネイビーのヘリンボンになってるんで遠目で見ると無地なんですけど、近づいてみるとこう表情が非常にある。
こちらも恰好良いですね。ベタっとした紺色だと濃紺一色のコートも悪くはないんですけど、やはりネイビーでもリングヂャケットらしいというか、ただのネイビーではなくて、こう表情のある、しかもアルパカが入ることによって濃紺の表情が出てるのが特徴です。ネイビー無地のコートでもやっぱり上質な素材、他にない素材、ワクワクドキドキする良い素材やデザインをご用意してます。

ivory Pea coat

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まだ今撮影してる段階では入ってきてないんですけど、サンプルをご用意してるんで、もしかしたらこの動画が公開される頃には店頭に入ってきてるかもわからないんですけどこちらのピーコート。
この白のピーコートていうのがすごく良いと思います。白のコートって言うと、「う〜ん?」思われる方もいらっしゃるかなと思うんですけど意外とこれ、着ると馴染んじゃうんですよね。真っ白な青みがかったサラシに近い白だと結構きつくなるんですけど、こういうインナーに着るセーターとかでもそうなんですけど、完全に真っ白な白を使うのではなくてオフホワイトだったりエクリュっていう糸を使いながら白を表現して、しかもこれブークレ調で表面がモコモコと膨らんでるんですね。
これもアルパカを入れてこの立体感のある表情にしていってるんで、真っ白なツルっととした白だとちょっとキザな感じというか、夜っぽい感じになっちゃうんですけど、実はそうではなくて、この素材感とエクリュカラー・ホワイトで仕上げたこのピーコート、こちらもご覧いただいて着てみると意外と馴染んでしまうのと、あとリングヂャケットが提唱するベージュ&グレーと合わせてもらったりすると簡単に品が良くて格好良くなれる感じですね。

これにライトグレーのセーターだったりとかグレーのパンツでも良いですし、あえて表情を出そうと個性を出そうって思ったら意外と色をたくさん入れるよりも白パンに合わせてもらったりとか、全身白のグラデーション、ベージュからえエクリュホワイトで構成していただくコーディネートとかもすごく格好良いと思います。

こういった形でコートもたくさん良いものが揃って来てますので、ぜひ、色々ご覧いただければなと思います。こちら以外にもリングヂャケットナポリで作ってる特殊な作り方をしたコートだったりとか、ショートブルゾンなどのアウター、その辺りも続々と入荷してきてますのでそちらも合わせてご覧いただければなと思います。

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